オーガンジー打掛に 白バラと鈴蘭のブーケ 松本の花嫁様へ
投稿日:
白無垢にオーガンジーの打掛を重ねる「新和装」に、生花の白バラとスズランのブーケを。ある年の春、東京・白金のアトリエから長野・松本のヒカリヤヒガシ様まで、宅急便でお届けし花嫁様からいただいたお写真をご紹介します。
お問い合わせをいただいたのは、挙式の2ヶ月ほど前。
ずっとインスタグラムで保存してくださっていた、と書いてくださいました。
松本の素敵な料亭でのオーガンジー和装のご結婚式。
憧れていた衣装だったのだそうです。
そして、ご結婚式から3ヶ月たったころ、
カメラマンさんが撮ってくださった当日のお写真が届きました。

挙式の翌日にいただいたメールでは、
無事に結婚式が結びました、
衣装とぴったりで、気品と優しさがあふれるようなブーケでした、と書いてくださいました。
お相手のお母様と妹様からも、すごく素敵なお花だと何度も褒めていただけたそうです。
「もし一会のインスタグラムにたどり着かなければ、こんなにもブーケに対して感謝の気持ちを持てなかったのではないかと思います」
なんというか、作り手としては、思わず正座してしまう。
そんな最大限の感謝の言葉を、ありがとうございました。
オーガンジー和装に、白いバラの丸いブーケを
和装のブーケは、色打掛の和装ボールブーケ 大阪・枚岡神社の花嫁様へのようなボール型もよくお作りしますが、今回は洋のかたちを選ばれました。
白無垢にオーガンジーの打掛を重ねると、全身がやわらかな白になります。
そこに白いブーケを合わせるとき、いちばん気を遣うのは、白の中に埋もれさせないこと。
和装の色に合うように、紫陽花も、薄めのみどりと少し濃いめの抹茶色と、2種類そろえて入れました。
一色のグリーンでは、こうは奥行きが出ません。
そして、その年はじめて入荷したすずらんを。
すずらんは春のほんの短い時期だけ、しかもとても水が下がりやすい花で、ブーケに入れるには少し勇気がいります。
それでも入れたかった。
箱の重心まで考える 東京から松本へ、生花のブーケを送るということ
本当は、自分で車に積んで松本までお持ちするつもりでした。
けれど当日、都内のご依頼が入りそうで、どうしても抜けられなくなりました。
なので、やはり元通り宅急便で、朝10時までに届くタイムサービスで発送して、そのあとは何度も追跡確認。
無事に大役を果たせているといいなと思いながら、当日を過ごしていました。
ひとつ、長くやりとりをしたのが、ブーケを置く「花瓶」のことでした。
高砂でブーケをどう置くか、という話になったとき、花嫁様が、机に直に置くのは心苦しくて、と書いてくださいました。
そこまで大事にしていただいて、こちらこそ恐縮しつつ、こちらで花瓶をご用意することにしました。
四角い形と、丸くて細い形と2つどちらがいいですかと選んでいただいたのですが、
お相手の方は四角がお好みとのことでしたので、いったんはそれで箱に詰めたのですが、実際に生花のブーケを入れてみたら、口が広すぎて少し入り込んでしまう。取り出しにくい。
それに何より、その四角い花瓶だと片側だけがぐんと重くなって、箱そのものが不安定になります。
伝票に「片側が重いです」と書いても、皆さんやはり片手で持ち上げようとなさる。
その拍子に、大きく傾いてしまったら。
結局、発送の直前に丸い花瓶へ入れ替えました。
底には重しの飾り石を入れてあります。ブーケの重みでひっくりかえらないように。あちこちすべてに指差し確認。
遠方のお式は、こういう細かいことの積み重ねです。
花のことよりも、箱の重心ので詰め替える時間のほうが長い日もある。
けど、どんな美しいブーケを渾身で作ったとしても、無事に届かなかったら意味がない。
だから、梱包、大事。
指差し確認、大事。
お式のあと、ドライフラワーに
挙式の翌日、こんなお写真をいただきました。
仕事から帰ると美しいお花を見て癒されています、とも書いてくださいました。
同じ一束でも、花によって残し方を変えていらっしゃいます。バラは吊るして、紫陽花は押し花に。花を好きな人ならではだと思いました。
松本まで、たった一つのブーケを。
これが、物語のすべてです。
お二人のこれからが、
あの日の白のように、やわらかであたたかなものでありますように。
遠方の会場へも、白金から
▶ 京都長楽園まで 宅急便で送る象牙色のバラのブーケ
▶ 軽井沢石の教会の花嫁様へ 台風の中、東京駅でブーケの受け渡しを
▶ 松山・道後温泉 道後館の花嫁様へ ラナンキュラスと芍薬の和装ブーケ
ブーケを残したいと思ったら、式の前に決めておく3つ
- 当日、ブーケをどうするか 加工にだすか持ち帰るか
(ブーケ保存加工は5〜10万、一会のブーケより高いです。当日慌てないように、事前に検討されることをお薦めします。一週間前までの場合には15%オフにしています)
-
加工に出さないなら、自分で持ち帰るか、どなたかに差し上げるか。差し上げるならどのタイミングで渡すか。(披露宴直後等の場合には、プランナーさんにお互いの居場所や導線を確認しておくと安心です)
- 自分で持ち帰るなら、どの花瓶に飾るか、あるいはすぐにドライフラワーにするか(早いほうがきれいにドライになります)
この3つが決まっていると、当日あわてません。
押し花やリメイクでお預かりすることもできます。→ ブーケのリメイクとは 結婚式後のブーケ保存方法と種類、価格について
よくあるご質問
Q. オーガンジーの打掛(新和装)に、生花のブーケは合いますか?
A. とてもよく合います。オーガンジーの打掛は透け感が軽やかなぶん、伝統的な白無垢より洋のニュアンスがあり、丸いバラのブーケやクラッチブーケがしっくりきます。ボールブーケや末広でなければいけない、ということはありません。ただし全身が白で揃うので、ブーケも真っ白にするとぼんやりしてしまうことがあります。グリーンの濃淡や、小花の質感で立体感を作るのが安心です。形についてはウェディングブーケの種類12選もご覧ください。和装の実例では白無垢と色打掛、和装のダリアのブーケ、帝国ホテルの和装の手まりボールブーケもあわせてどうぞ。
Q. 遠方の会場でも、生花のブーケを送っていただけますか?
A. お送りしています。前日に発送し、翌朝お届けする形が基本です。この松本の花嫁様のように、箱の中で花が動かないよう固定し、花瓶やスタンドまで含めて詰め方を考えます。夏場は保冷剤やクール便もあわせて使います。実例は神戸オリエンタルホテルさまへ 生花のロングキャスケードブーケ、ウェスティンホテル仙台の花嫁様へもご覧ください。会場様へのお持ち込みの流れはウェディングブーケのお持ち込み、当日きれいに届くまでにまとめています。お持ち込みの可否や搬入の段取りは会場様ごとに異なりますので、会場様の規定のご確認をおすすめします。
Q. すずらんはブーケに入れられますか?
A. 入荷のある時期であれば、お入れしています。ただ、すずらんは出回る期間がとても短く、繊細な花でもあります。旬の時期、おすすめであれば、そして小花がおまかせであれば、自動的にいれております。当日いちばん良い状態になるよう調整しています。すずらんのブーケは初夏のすずらんと丸いバラのブーケ、すずらんのブーケ キャサリン妃のようにもどうぞ。
Q. 打ち合わせは、遠方からでもできますか?
A. Zoomやビデオ通話で承っています。この花嫁様も、1時間のオンライン打ち合わせでした。事前に衣装やヘアメイクのお写真をお送りいただけると、色合わせの精度がぐんと上がります。一会では、衣装とヘアメイクのお写真を先に拝見してから、形と大きさを決めます。会場の雰囲気、ご列席の方から見えるサイズ感まで含めてお話ししますので、どうぞご相談ください。この打ち合わせだけを単体で受けていただけるブーケ診断もご用意しています。