青いブーケは地味? 水色とサムシングブルーのブーケ実例30選
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デルフィニウムの、青いブーケ。
見ているだけで、まわりの気温が少しだけ下がるような、涼やかな青です。
今日は、青が好きな花嫁様に、青や水色のブーケについて詳しい解説と紹介を。
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「青いブーケは地味」って、本当?
青いブーケが地味と思う人は一定数いるかもしれない。でもそういう、
「水色や青いブーケなんて、地味よねえ?」 なんて、思うおばさまも、
「あら素敵…きれい…」と、うっかり思うところまで持っていく、
ように、ブーケの完成度をあげる。
それがブーケデザイナーの仕事です。
青や水色が好きな花嫁様が、青いブーケを持ちたい、と思う。それは当然のことで、
地味だからダメなど、花屋が決めることではない。
これまで過去に一会が作らせていただいた、青や水色のブーケをお持ちになった卒花嫁様を、実例&会場名つきでご紹介します。
白いドレスに、青いブーケはどう写る?――水色メインのブーケの花嫁様たち
まずは、水色を主役にした生花のブーケを、実際にお持ちになった花嫁様たちから。※「クラッチ」は茎を見せてそのまま束ねる形、「キャスケード」は下へ流れる形のこと。形の選び方はウェディングブーケの種類12選もどうぞ。

▶ 八芳園の花嫁様より|白バラとデルフィニウムのキャスケードブーケ

▶ 青と紫のクラッチブーケ 八芳園さまへ
気づいた方もいるかもしれません。最初と最後の2組はどちらも八芳園の花嫁様(このあともうお一組が登場します)。同じ会場でも、同じ青でも、ブーケはまた違う。一会のブーケは、会場ではなく、文字通り花嫁様おひとりずつに合わせて作る、一点物です。
Bozphoto & Stylesさんです
青いブーケには、どんな花を使う?――青い花の図鑑
生花の世界では、青い花・水色の花は、じつはいちばん種類が少ない色です。だからこそ、名前を知っているとお打ち合わせがぐっと早い。実例に登場した青い花たちを、季節と一緒にご紹介します。
デルフィニウム(通年 ただし暑さに弱い)
水色のブーケの代表格、ツートップのうちのひとつがデルフィニウムです。水色のほか、ピンク、濃い青、白、紫があり、つぼみがドルフィン(イルカ)に似ていることからこの名前になったそうです。華奢なスプレー咲き(枝分かれして小さな花がいくつも咲くタイプ)もあります。
水色のデルフィニウムにもたくさんの種類がありますが、目指すブーケに使えるのはそのうちの一種類だけ、ということもあります。つぼみが色づきはじめるところだけを厳選して使うことさえあります。透明感が美しい花です。
▶ リーガロイヤルホテル東京様へ マリーシンシアのドレスと夏のデルフィニウム
ブルースター(通年)
ぱっちりと開く星形の花が愛らしいブルースター。ホワイトスターという白い星型の花もあります。一会では、ブルースターだけを束ねたブーケも、かすみ草と合わせたブーケもたくさんお作りしてきました。

▶ セントグレース大聖堂の花嫁様とバスケットブーケ
アジサイ(通年。6月が有名だが輸入ものも入手可能)
ジューンブライドのあじさい、青はまさに代表格です。あじさいだけをそのまま束ねる、という贅沢なブーケもお作りしてきました。慣れていない花屋さんから、水落ちしやすいですよと断られたという花嫁様が、過去に何人駆け込んでいらしたことか。

ヒヤシンス(早春、1月〜4月が最盛期。香りの花としてぜひ)
もうひとつ青の代表格といえばヒヤシンス。小さな星形の花が集まって咲く、香りのよい花です。春が旬ですが、秋から輸入もちらほら出ます(高いけど)。
季節外・悪条件のとき、一会はこう動く①
このブーケの週は、台風が大接近していました。「金曜の注文分が全部そろわないかもしれません」と市場から電話が来たのが火曜日。青い花はもともと種類が少なく、もちのよい小さな花となるとさらに限られます。時期には少し早かったけれど、その週に出はじめた輸入物のヒヤシンスを迷わず確保して、花嫁様のリクエストに応えました。
ニゲラ(初夏が本来。繊細だけれど、澄んだ青)
季節外・悪条件のとき、一会はこう動く②
このブーケは9月。まだ暑さが厳しく、青い花の代表格であるデルフィニウムもブルースターも弱く、そして割高な時期でした。市場で奇跡的にきれいなニゲラを見つけ、繊細な花なのでしっかり水揚げ(茎に水を吸い上げさせる下ごしらえ)をして専用の薬剤で補強し、ブーケに使いました。花はナマモノ。毎回、何かしらのアクシデントがあって、すべての条件が整うことなんてまずありません。それでも、その日いちばんの青を探します。
エリンジューム(夏に強い、シルバーブルー)
アザミの仲間のエリンジューム。とがった花姿とくすみのある青が、ナチュラルなブーケの名脇役です。暑さに強く、エッジの効いた印象になり、感度の高い花嫁様に人気です。

ドレスと会場に合わせる、3つの考え方
実例と花の名前がわかったところで、「じゃあどんなブーケが自分に似合うの?」を考えるための、3つの視点です。
1. 花の雰囲気から。
デルフィニウムは光にすける透明感があり、ブルースターはマットな質感でかわいさがあります。(というふうに、花の性質をひとつひとつ言語化して、それがご自身の希望にあうかどうかを打ち合わせですり合わせます。)どんなお花が好きか?と言われても、うまく答えられないのは、花の特徴が何かがわからないからです。自分の中のキーワードとぴったりくる花をご提案すると、花嫁様がみな、はっと腹落ちしたような感触があります。それを探し出して差し出すのが、ブーケデザイナーの仕事です。
2. 挙式の季節と、会場から。生花ブーケは、ナマモノ。季節には絶対的に左右されます。でも、だからこそ、同じ季節がめぐるたびに、あのときにあの花を持ったというかけがえのない記憶になり、思い出を呼び覚ますトリガーになりうるのだと思います。
結婚式会場もまた土台となる要素です。ホテルで、レストランで、ロケフォトで、それぞれに合う、かつその環境に耐えうるブーケを時間配分まで含めてご提案します。
3. ドレスに対する青の配分から。白のドレスに青や水色は、とても印象的です。青いドレスに青いブーケなら、さらに印象は強まります。逆に青いドレスに反対色という離れ業について後述で詳しく解説します。
「こんな雰囲気が好き」と会場や挙式月を一言添えて、LINEでお送りください。
唯一無二の、あなただけのブーケをご提案します。
サムシングブルーとは? なぜ花嫁に「青」なのか
「サムシングブルー」は、ヨーロッパに古くから伝わるおまじないです。何かひとつ古いもの、何かひとつ新しいもの、何かひとつ借りたもの、そして何かひとつ青いもの——花嫁様がこの4つ(サムシングフォー)を身につけると幸せになれる、とマザーグースの詩に由来して言い伝えられてきました。
青は、聖母マリアを象徴する清らかな色。花嫁様の純潔や誠実さを表すとされます。ブーケに水色の花を一輪しのばせる、リボンを水色にする——ブーケは、サムシングブルーをいちばん自然に取り入れられる場所かもしれません。明治記念館の花嫁様の芍薬のブーケも、水色の小花と水色のリボンをしのばせたサムシングブルーでした。

▶ 芍薬とアネモネのクラッチブーケ 明治記念館の花嫁様へ
ご新郎様の胸元にも、おそろいの青を。
生花で青が少ない季節は――プリザーブドフラワー・アーティフィシャルフラワーの青
ここまで読んでくださった方はお気づきのとおり、生花の青い花は種類が少なく、季節も選びます。そこでもうひとつの答えが、プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワー(造花)の青いブーケです。季節を問わず思いどおりの青が作れて、式のあともそのままお部屋に飾れます。遠方の会場へも、数日前にお届けしておけるので安心です。
海外の海辺の挙式で。ブーケを結ぶリボンも、水色で。
▶ ふたつのシャワーブーケ アルカンシェル名古屋の花嫁様から プリザーブドフラワーで
番外編――青は、差し色でも素敵
最後に、青いブーケそのものではないけれど、青が効いている実例を。カラードレスにあわせる色のあるブーケの中でも、ほんの少しの青はよく目立ちます。反対色のアクセント。暖色に青の差し色を入れるのは匙加減の難しいものですが、決まると全体がきゅっと引き締まり、ありきたりではないブーケになります。
花屋さんに「反対色をいれるとまとまりがなくなりますよ」と止められた花嫁さんの話も聞いたことがあります。
一会は、青や水色、紫といった反対色をちらりといれる匙加減、めっさ得意です。ご相談ください。
▶ アニヴェルセルみなとみらいの花嫁様へのブーケ アンテプリマのピンクのドレスに
逆に、青のドレスにはどんなブーケをもつ?
たとえばこちらはロイヤルブルーのドレスに、反対色のフューシャピンクをあわせた例です。会場はペニンシュラ東京様。
ブーケの中に、ドレスと同じロイヤルブルーをひそませています。
当初、打ち合わせで花嫁様に提案したいくつかの案を持ち帰って新郎様に相談したところ、ご新郎様が「これがいい!」とイチオシしてくださったそう。
「岩橋さんの提案通りでした」、と感心されて、こそっとガッツポーズでした。
お写真:Bozphoto & Styles 様(この花嫁様は、Bozphoto & Styles のご夫妻からご紹介いただいたご縁でした)
ひとことで、青いブーケ、と言う場合、青い花、水色の花はもちろん、青紫も使えます。でも青紫9割だと、それは紫と思う人もいるかもしれないし、赤紫は、もう青のグループには入らない、と感じる人もいる。
ただ、青が9割、という中に、赤が、真っ赤じゃなくて、ボルドーっぽい差し色で入るのなら、むしろ青をひきたてる。
それは、カレーにおける福神漬けであり、お汁粉に添えるラッキョウである。
青や水色という寒色系の反対色を、いかに操ってドレスにあわせるか、それもまたブーケデザイナーの醍醐味です。
生花のブーケは、都内はじめ近郊の会場へは当日、直前まで手を入れて、スタッフが自車で直接お届けします。遠方の会場や、プリザーブド・造花のブーケは宅急便でのお届けです。
たった1日の花、だけど一生心に残る花を。それが一会のコンセプトです。青が好き、水色が好き——その気持ちが、ブーケづくりのいちばんの出発点だと思います。
この記事かくのに2ヶ月かかってあっというまに8月後半に。しまった・・・
よくあるご質問
青いブーケには、どんなお花を使いますか?
デルフィニウムをはじめ、ブルースター、あじさい、ヒヤシンス、ニゲラ、エリンジューム、そしてちょっと小さめですがラベンダーや勿忘草なども使います。なかでもデルフィニウムは、空のような澄んだ青から淡い水色まで色幅が広く、青いブーケの主役になってくれるお花です。会場やドレス、季節に合わせて選んでいきます。ブーケの種類についてはウェディングブーケの種類12選もご覧くださいませ。
青い花が少ない季節でも、青いブーケは作れますか?
作れます。青い花は季節によって顔ぶれが変わります——初夏〜夏はデルフィニウムとあじさい、早春はヒヤシンス、通年のブルースター、夏に強いエリンジューム。台風で市場が止まりかけた週も、真夏の9月も、その時期に使える青を探してお作りしてきました。まずは挙式の月と場所をお聞かせください。最善の一手をご提案します。
青いブーケは「サムシングブルー」になりますか?
はい。花嫁様が何かひとつ青いものを身につけると幸せになれるという言い伝え「サムシングブルー」に、青いブーケはぴったりです。一輪の差し色でも、水色のリボンでも。ブーケは、サムシングブルーをいちばん自然に取り入れられる場所です。
真っ青なブーケと、白に青を効かせたブーケ、どちらがよいか迷います。
どちらも素敵で、ドレスや会場の雰囲気で選び方が変わります。青を主役にすると凛とした印象に、白を土台に青を効かせると清楚でやわらかな印象になります。お打ち合わせで、なりたい雰囲気を伺いながら、合成のラフをお作りしますので見比べてください。AIでは作れない実際に持てるブーケをご提案します。いちばん似合う配分をご一緒に決めていきます。
青いブーケの費用は、どれくらいかかりますか?
使う花材と季節、生花かプリザーブド・アーティフィシャルか、そしてお届けの方法で変わります。同じ「青いブーケ」でも、旬のデルフィニウムでお作りする場合と、季節外に青を集める場合とでは変わってきます。挙式の月とご希望の雰囲気を伺って、お見積もりでていねいにお答えしますので、お気軽にご相談ください。
https://www.flower-ichie.com/pages/price
遠方の式場ですが、ブーケを届けてもらえますか?
はい。日本全国にブーケをお届けした実例があります。遠方の場合、プリザーブドやアーティフィシャルが多いですが、生花ブーケも北から南まで実例がございます。遠方の会場へは宅急便で、数日前に会場へ到着するように手配します。詳しくはウェディングブーケのお持ち込み、当日きれいに届くまでをご覧ください。
式のあと、青いブーケは残せますか?
プリザーブドのブーケはそのままお部屋に飾れますし、フレームなどへのリメイクも承っています。生花のブーケも押し花などで残す方法があります。ブーケのリメイクで詳しくご紹介しています。
東京・白金のウェディングブーケ専門|一会アトリエ(いちえ)では、おひとりおひとりのドレスや会場、季節に合わせて、世界にひとつの色のブーケをお作りしています。「こんな青がいい」という、ぼんやりとしたイメージからでもどうぞ。
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文:岩橋美佳 構成・SEO:サキ(代筆)