引き出物としてのプリザーブドフラワー 演出が成功するということ 大阪へ
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大阪へお届けしたお花シリーズ、エピローグの第4弾です。

引き出物としてお花を差し上げたい。というリクエストにお応えして、プリザーブドフラワーでいろんなアレンジを作って、お二人の写真とともに、お借りしたテーブルの上にところせましと並べたところ。
そうしたら、さっそくゲストの方がお写真を送ってくださったそうです。お二人にも許可をいただいて、メールと一緒にご紹介します。

新婦様からのお手紙より
実はこちらのお写真を送って下さったのは、夫の職場の男性の方でした。ほとんどのゲストが既婚だったため、お子様や奥様のお土産になるような贈り物をしたい、というのが狙いの一つでした。(喜んでもらえるか不安だったけれどもという途中略)友人たちは「帰宅してお花を眺めて式の余韻を楽しんでいる」と言ってくれましたし、「嫁が喜ぶ」と言って持って帰って下さった男性方もいらして、本当に心の底から安堵したのでした。
一会さんのお花について、「花に詳しくなくてもすごいとわかる」というお言葉もありました。本当に、一会さんのお花なくしては私たちの結婚式は成功しなかったと思います。ただただ感謝しかありません。
装花を差し上げた列席者からいただいたお写真も一緒に送信します。(小さくてわかりにくいものもありますが……)皆様に喜んで頂いた様子が少しでも伝われば幸いです。
このリストレットは、式後、今度結婚する友人に贈ったのですが、とても喜んでくれて、式後少し一緒にお酒を飲んだのですが、居酒屋でもずーっとつけていてくれました。
ベスのブーケ*は、せっかくベスなので、我が家の電子ピアノの上に飾っています。こちらも、本当に想像以上に素晴らしく、見た瞬間からまずヘアメイクさんのテンションがうなぎのぼりでした(笑)
装花もそうですが、一見してどのようにしてできあがっているのかがわからない、というところが、本当に職人技だなあと夫と話しています。
私たちは依頼した人間なので、意識的にじっくり見ましたが、おそらくゲストの方はどこにどのようなお花があった、という記憶があまりない方もいらっしゃると思います。でも、ないのとあるのとでは確実にゲストの印象は違うはずで、具体的に何がどうだったという記憶はないのだけど、何となく「綺麗だったなあ」という印象だけが残っているような、演出というものは、おそらくそれが「大成功」の形なのだと思います。
うまくいえないのですが、おもてなしは押しつけがましくてはいけないし、こちらから「ここを是非見て欲しい」と要求するのは何か違う。総合的に、居心地の良さ、という漠然としたものを提供するのがおもてなしなのかも。そんなことを今回初めて考えました。
正直、すべてのゲストが「お花が素敵」と言ってくれたわけではないですが、一会さんのお花なくしては、ゲストの皆さんに「もてなされた」という印象を与えることはできなかったと、本当にそう思っています。
たくさん書いてくださったメールをこれでもだいぶ割愛しながら抜粋したのですが、「おもてなしの形」についてのくだりは、本当にそうだ、と思わされました。
このブログを読んで下さるたくさんの新婦様には、たくさんの決めなければならないことがあって、とてもとても大変だと思います。「来てくれた人を、おもてなししたい」というぶれない芯をもって結婚式を作り上げたお二人の、実感に裏打ちされた言葉たちが、また未来の新婦さまのよすがになれば、と思って、ご紹介をしてみました。

最後は要所要所に飾ったマダガスカルジャスミンの鉢。今回、猛暑の中に遠方へ、ということでお花の種類はすべてお任せくださったのですが、唯一「木に咲くような花が好きなんです」と、ふと漏らしたそのお好みにちょっとでも近づきたくて、この鉢を仕入れました。

ご主人様が、持ち帰ったこのマダガスカルジャスミンの鉢を飾るために、
棚をDIYしてくださったのだそうです。

*ベスのブーケとは、若草物語のベスのことです。お二人はたいへんな読書家で、プリザーブドフラワーの引き出物と一緒にたくさんの本を飾って、それもゲストにお持ち帰りいただく仕組みでした。

暑い盛りに大阪まで。率直にいえば「儲かって仕方ない」という仕事ではない。でも、どうしてもやりたかったのです。
最初はブーケひとつだけ、のお問い合わせでした。「どうしても諦めきれないから、ダメもとで、大阪までブーケひとつを届けてもらえないか。」しかし、自分が徒手空拳で自分の名前で、一会というような大仰な名前をそこに冠し、細々とこの仕事を続けているのは、こういう、奇特なお客様に出会える、このときのためです。誰にも何にも制限されずに、ああ、では、ぜひやりましょう、と、自分一人で決めて、大阪までかっとばすためです。
自分のような者の作る花を、送料がかかっても手間がかかってもいい、どうしても欲しい、そう言って下さる人に、どうしても、花を届けたかったのです。
語っても語ってもなお尽きない、そんなお仕事をさせていただいたことに深く深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。
では皆様今日もおつかれさまでした。
この大阪のお花について
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