白とクランベリーレッドのふたつのブーケ それぞれを押し花へ 帝国ホテルの花嫁様へ
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帝国ホテルの花嫁様へ。
挙式用に白いバラのラウンドブーケを、お色直し用にクランベリーレッドのドレスへ合わせたクラッチブーケを。
ふたつのブーケをお届けし、そのふたつとも押し花に残された日の、岩橋の制作の記録です。

帝国ホテル様へお届けした挙式用ブーケです。
今朝早く、この挙式用のブーケとお色直し用のブーケとを
お届けしました。
どちらをブーケ保存加工に出すか、
最後まで迷っていらして、
実際のブーケを見て
決めてくださってかまいません、
と、
送り出したふたつのブーケ。
そのうちの白のブーケのほうです。
夕方、レッスンの最中に電話がなって、
それをとったアシスタントさんが言うには、
花嫁さんはとても喜んでくださっていた、と。
そしてふたつのブーケとも
保存加工に出したいとおっしゃってくださった、と。
きゅーん。
本当にありがとうございました。
レッスン中でお電話に出られなくてごめんなさい、
でも一瞬、胸がぎゅぎゅ、と詰まりました。
と、ここからお礼を。
ちなみに、電話をとったアシスタントさんは
自分自身が配達したのもあって、
「電話撮った瞬間、
何かあったのかとめっちゃドキドキしました・・・!」
と言います。
そうそう、その、ドキドキな気持ちも大事だと思う思う。
ウエディングの花の仕事において、
大丈夫なのか、これでいいのか、大丈夫なのか・・・と、
どんなにやっても、どこまでもついに心配し続ける気持ちが、
その日、ひとつ、ミスを減らしていく。
たった一言のありがとうをもらうために、
地味な些細な作業を、ただただ真面目にやるということが、
どれほど必要とされるのか。
考えたらめまいがしそうな、
細かな膨大な、つまらない作業の積み重ねです。
だから私達は
プリンタの調子が悪かったら即座に直さないといけないし、
肝心な時に両面テープがない!ということがないように
絶えず工具箱をチェックして補充しなければならないし、
車の点検の手配をするために
忘れずに電話をかけねばなりません。
どれも、一見華やかな結婚式の花というのとは
うらはらな、嫌になるくらい地味で土着な作業ばっかり。
でもどれも全部、必要な石垣のひとつです。
今日のたった一言の「ありがとう」をもらうために、
全部を、かなう限り、万全にしなければ。
では、皆様今日も本当におつかれさまでした。

一昨日の帝国ホテル様へのブーケの
そのお色直し用のブーケはこちらでした。
真っ赤ではない、
クランベリーみたいな赤のドレスにあわせたブーケです。
今日、押し花の手配の伝票がFAXで手元に届き、
それを見たアシスタントさんが
「ブーケふたつをふたつとも、それぞれ押し花にしてくれてます・・・」
とつぶやきます。
そのFAXを「ほんと?」と茶化しながら
しばし凝視して、
また、胸がぎゅぎゅぎゅとつまります。
ほんとだ。
挙式と披露宴と、どちらのブーケを保存加工するか
あんなに迷っていらした、
なのにふたつともそれぞれ保存することにしてくださったんだ。
(押し花の中には、二つのブーケを一つのフレームとして
保存加工できるタイプがあるので、
それを選ばれるのだと思っていたのです。)
なんて言ったらいいんでしょう。
この気持ちを。
長い長い間、砂漠をたった一人で歩いていて
もうどのくらい歩いたかもとうに忘れたくらいに歩き続けて
疲れたとかのど乾いたとかおなかすいたとか、
そういうの全部通り越して、
ただもう、もくもくと歩く。
ただ、歩くだけです。
なのに、たまたまその日、ふと目に入って
拾い上げたらそれが砂金だった、というような。
たった一粒、
なのにその一粒の砂金で、
この歩いてきた道のりの、全部が一瞬で報われる。
それで全部があがなわれるほど、
自分にとっては高価な高価な、一粒です。
翌日に、花嫁様から
お礼のメールをいただきました。
一粒の砂金を、いただきました。
きっとどんな仕事もそうですが、
華やかに見えるのはほんとに瞬間風速で、
そこにいたるまでは気の遠くなるほどの
些細な雑用の積み重ねです。
くだらない、つまんない、雑用ばっかり。
でもそれをしなかったら、
そのくだらない雑用ひとつを
とばしてしまったら、
こんな砂金の一粒は、
絶対に得られない。
ありがとうございました。
花嫁さんの手の中で、花嫁さんを励ませるような
そんなブーケを作りたい。
それが私の夢です。
夢がかなう瞬間はいつも、小さいけど
きらきらと確かに光る、金の粒です。
今、そのいただいた報酬を手のひらにのせて、
言葉もなく、ただいつまでも見ています。
早朝の納品、冬の朝、光がまだ十分ではなく
自分の腕ではライティングがうまくできなくて
写真がいまいちでごめんなさい。
では皆様今日もおつかれさまでした。
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よくあるご質問
Q. お色直し用に、ブーケはふたつ用意したほうがいいですか?
挙式とお色直し、それぞれのドレスに合わせてブーケを作り分けることができればぜひそのほうがおすすめです。お洋服にあわせハンドバッグを変えるのと同じように、白いドレスには白を基調に、カラードレスにはその色に合わせたブーケを。
おひとつで兼用される場合は、ヘッドドレスやブートニアなど小さなところをお色直しされるのも一案かもしれません。打ち合わせカウンセリングでおふたりに合うかたちを一緒に探しています。
Q. お色直しのカラードレスには、どんな色のブーケが似合いますか?
ドレスの色に寄せて深みを出す方法と、差し色で対比をつける方法があります。今回のように、クランベリーレッドのドレスには、赤・コーラル・アプリコットを重ねた温かな色合いがよく映えます。逆にまったくドレスと違う色でも、どうぞおまかせください。反対色の色合わせや、ミックスカラーも得意です。ドレスの素材や会場の雰囲気も踏まえて、季節のお花でご提案しています。
Q. 結婚式で使ったブーケは、押し花に残せますか?ふたつとも残せますか?
はい。挙式用とお色直し用、ふたつのブーケを両方とも押し花などに残すことができます。一会ではブーケのリメイク(フレームへの加工)も承っていますし、プリザーブドやアーティフィシャルであればレッスンでご自身の手で残していただくこともできます。当日のリボンを一緒に納めることもできます。
Q. 帝国ホテルなど、式場へブーケを持ち込むことはできますか?
多くの会場でお持ち込みいただけますが、持ち込みの可否や受け取りの段取りは会場によって異なります。会場様へご確認くださるのが一番確実です。
逆に、レストランなど普段ウェディングをなさらない場所、慣れていない場合でも、過去の経験をもとにご提案可能です。
一会では当日いちばん美しい状態でお渡しできるよう、岩橋自身が直前まで手を入れ、スタッフが会場まで直接お届けしています。詳しくはウェディングブーケの持ち込み、当日きれいに届くまでをご覧ください。