ブートニアとは 種類や由来を徹底解説 ブートニアは省略可?どんな花をつけるの?
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「ブートニア」とは、ブーケとお揃いの花で、
新郎の胸に挿すコサージュのことです。
ブートニアは、必ずブーケとお揃いです。
なぜなら男性が求婚のために差し出す花束がブーケ、
その花束を受け取った女性が、求婚を受けた証として花束から一輪を抜き取って胸元にさしてあげるのがブートニアだからです。詳細後述。
なので、これもよく聞かれますが、
ブーケとブートニアは基本、同じ花でお揃いです。
「新郎がユリなのに、新婦のブーケはバラだ」、とか
「新郎は白い花なのに、新婦は赤い花じゃね?」、では、
まずい。たぶん。
だから芍薬のブーケには芍薬の (ペニンシュラ東京花嫁花婿様)
胡蝶蘭のブートニアはピンクの胡蝶蘭ブーケにあわせて、
青いブーケには青のブートニアで、
暖色系ミックスカラーのブーケなら、ブートニアも暖色系ミックスで。
ちなみに、カラードレスの場合、ブートニアの「リボン」はなるべく花嫁さんのドレスに色をあわせたりします。 この場合紺色のドレスなのでブートニアのリボンを紺色にしています。
気づいた人はちょっとすごいと思う。画面のこっち側から拍手喝采ハイタッチ。
例えばこちらも、白いブーケなのでブートニアも白のバラだけど、リボンは赤で作ってます。「あー、一会さん相変わらず芸が細かいね」、と言ってください。
シャビーならシャビーの色合いで 、
鉄砲ユリなら鉄砲ユリで。 (パークハイアット花嫁花婿様)
カサブランカならカサブランカで。
右に写ってるのが実もののバスケットブーケ。
その個性的なブーケにあわせて、小粋につける
実のブートニア。
大事なのは、並んだ時に、お二人がしっかりお揃いに見えるように。
格安の花屋さんだとブートニアは1輪てこともあるようですが、一会では大輪の単一品種のブーケでない限り、ミニミニブーケになるように数輪を使って仕立てています。
誰が見ても新郎新婦と一目でわかる、それが「ブーケ&ブートニア! 」。と声高に言いたい。 ブートニアが小さなブーケみたいでかわいかったという声もよくいただきます。
「ブーケトニア」、と呼び間違われることも多々ある、そんな影の薄いブートニアですが、 ぶっちゃけ、このブートニアって要るの? いや、なくてもいいんじゃない?
と思われた場合、もちろん省略されることもできます、
が、それはこのブログを一読してから判断しても遅くはない。たぶん。一考になりましたら幸いです。
一会では、 現在、フルオーダーのブーケの場合には 、1時間以上の打ち合わせカウンセリングを行っております。 そこで丁寧にヒアリングを行って、 ブーケのイメージがまとまり、「あーすっきりした・・・」とい満足な吐息を漏らし、
「あっ!新郎の、あれ、なんか胸にさす小さい花もお願いします!」と、
はっと我に返る花嫁さん、多数。
いえもっというと、
「あと、お揃いのブートニアも一緒に要りますよね?」と
こちらからお伺いするまで、
「・・・あ、そうでした、そうですよね!」とすっかり忘れてる花嫁さん、更に多数。
よほどのことがないかぎりは、必須アイテムです。
このばあい、よほどのことというのは、
1新郎が、和装である。
2新郎が、職務上の制服である。
つまり、物理的にピンを刺すことが憚られる場合、そもそも意匠として(衣装以上に)コサージュをつけにくい場合をのぞき、必須アイテムです。と思われる。
もしなかったら、結婚式当日、介添さんもしくはヘアメイクさんもしくはプランナーさんに、2度3度念押しされるレベルです。
なぜならば、 ブートニアというのは上述したように、
「求婚を承諾した」しるしだからです。
ブーケとブートニアの由来をも少し詳しく 以下解説。
1 男性が、恋人の家へプロポーズしにいく道すがらに
咲いていた花たちを、一輪ずつ摘んでいきます。
2 ドアを開けた恋人に、その摘んだ花束を差し出して、
片膝ついて(お約束)、求婚!
このブログ記事はこちらhttps://ichiecarpe.exblog.jp/238511341/
3 恋人の女性、両頬に手をあてて驚き(お約束2)、
差し出された花束を受け取る! ←これがブーケの由来。
4 受け取った花束の中から、一輪を抜いて、
プロポーズを承諾したという印に 男性の胸にさしてあげる!←これがブートニアの由来。
5 お揃いの花で、二人で喜びのハグ!プロポーズ大成功!!
6 そして、ふたりはずっとずっと仲良く暮らしました。
(上記内容には多少、想像上の演出が含まれております)(全部に元ネタ・・・ネタっていうな、元々のリンクを貼ろうと思って力つきました、ごめんなさい、ゆるゆるはります)
ちなみに、お父様につける小さなコサージュは、ブートニアとは色合いや花を区別して作ります。 たまに白バラでとリクエストされたりしますが、白ブートニアが白バラなら、少し違う仕立てにします。このお父様コサージュは、お母様への贈呈用花束とお揃いでつくることが多いです。
このお母様、あるいはご両家贈呈用お花と、お父様コサージュのお話は
また後日。
このブログやインスタにおいて、花嫁様花婿様から頂いたメールを
ご紹介する記事の最後に、よく自分が書き添える言葉、
「お二人の、これからの、長い長い道のりに、
その道端に、いつもたくさんの花たちが
ずっと咲き続けますように。」
という、その一言を書くとき、
いつもこの、
プロポーズの道端に咲いていただろう花たちのことを、
思い浮かべます。
その花こそが、自分が作るブーケである。
そしてブートニアも。
では、皆様今日も本当におつかれさまでした。