思い出すたび笑顔になれる、ウェディングブーケの探し方、選び方
結婚式のブーケの探し方と選び方
何万円もするお花を、自分のためにオーダーメイドで作る。
そんな体験は、文字通り一生にそう何度もはありません。
せっかくなので、それが苦行ではなくTODO作業でもなく、ぜひ楽しんで、ブーケをえらんでほしい。
と願う、花嫁スキーのブーケデザイナーが徹底解説。
結婚式のブーケをどうしよう?と、迷ったときの一助になれば幸いです。
1ブーケを探す時期 いつごろ?どのタイミングで?
一般的には2〜4ヶ月前、ドレスが決まってからというのが一番多いタイミングです。
早い方は半年〜1年前、ギリギリだと一週間前という方まで幅広いですが、多くは、当日のスケジュールが徐々に決まりはじめる数ヶ月前、具体的には2〜4か月前が中央値です。
*まずはドレスを決めてから
ブーケは、ドレスの上に持つものです。
ドレスが決まってからでないと、ブーケを決めても全体のイメージがブレて、まとまりにくいのです。
ドレスもブーケも髪型もアクセサリも、当日は「花嫁になる自分」、その一枚の絵姿を仕上げるための、個々のパーツに過ぎません。
バラバラではなく、全部を揃えて身につけたときに、理想の花嫁姿が現れるかどうか、そこをいつも確認すると失敗が少ないです。
なので、まずはドレスから先に。が鉄則です。
(ごく例外的に、お花が本当に大好きで、ブーケを決めてからそれにあわせてドレスを選ぶぜ、というお花ガチ勢の花嫁様もいらっしゃって、いわゆる「お花スイッチが入った花嫁さん」は、無論、「おいでませ一会!」状態でございます。)
*ブーケ選び;早めに動くメリット・デメリット
ただもちろん、ドレスより早く、場合によっては式場が決まるより前にお問い合わせをいただくことも実は、珍しくはありません。
早めにブーケを考えるメリットは、まず、好きなデザイナーの日程を抑えられる。集中する時期は何故か集中するので、どうしても早い方優先になります。
また、たくさんのブーケを見比べて、じっくり好きな花を考える時間がとれるのも利点です。
ブーケに限らず、結婚式の業者、アイテムを持ち込みたい場合には、とりあげず思いついたときに検索だけでもしておくと、相場感などもアタマに入りやすくなります。
(結婚式場によっては、あえて装花などの打ち合わせをぎりぎり、一ヶ月前などに設定しているところもあります。もしもその時点で会場の業者さんと相性があわず、ほかを探したくてももう時間がない、頼みたいところは埋まっている。。。というのを狙って、あえてギリギリに設定しているという、こわい噂もなきにしもあらず)
逆にデメリットは、ずばり、考えすぎ悩みすぎて、決められないことです。
そういう花嫁様には、ぜひブーケのフルオーダーをおすすめします。
一会では1時間かけてじっくりお話してお打ち合わせして、図面上でブーケ自体を仮に作ってみて、それをドレスにあわせた合成写真を作って見比べてもらいます。
一会に入ってきたときは、不安そうだった花嫁様が、帰るときに実に晴れ晴れとした笑顔になる様子を見るのは、作り手としての密かな醍醐味です。
*ブーケ選び;ギリギリに動くメリット・デメリット
一方ギリギリにブーケを探し始めるのは、どうしても時間と労力の制約があります。これもブーケに限らず、どうしても「選べる中から選ぶ」ほかないので、同じ金額をかけても出来ることが少なくなってしまうのです。
とくに最後の一ヶ月は、ネイルやエステのような、直前にしかできないことも多くなります。やらなきゃならないことが山積みのなかで、自分がよく知らないアイテムをネットの海から探し出す、という作業は、かなりの負担であることは想像にかたくありません。
そのため、ギリギリに探すメリット…は、残念ながらあまり多くはないですが、忙しい時期でも、なぜかその日のその時間があいている、ということもあります。そういうぽかりとあいたところに埋まるような、タイミングよいお問い合わせは、うっかりサービスしたくなる。これは良心的な結婚式業者なら、みな経験があると思います。
逆に、その日程が厳しくても、眼の前の花嫁花婿さんが困っていれば、なんとかしてさしあげたい。と、さらに良心的な業者なら、絶対思う!
むしろ、燃える(おい)。
ブーケ職人のサガといえましょう。
ダメ元でもどうぞお声がけください。間際なので、ざくっとおまかせ!という場合には一会24週年記念ブーケ(24000円)適用も可能です。
ただ、一ヶ月前を切る場合には、会場さんのキャンセル規定にひっかかる場合もあります。前述のように、打合せをギリギリに設定する会場さんの場合、キャンセル料がなぜか早めに設定されていたり、という罠もありますので、ご確認くださると安心です。
2ブーケの探し方 具体的には
では実際には、どうやって好きなブーケを探せばいいでしょうか。その具体的な方法を以下解説します。
*好きな色、好きな花のブーケを探す
好きな花がある人は、もちろん好きな花から。
でも難しければまずは簡単に、好きな色を考えてみましょう。
仮に花の名前がわからなくても、色の好き嫌い、雰囲気の好みは、漠然とあると思います。
最初に思いつくのは、おそらく白いブーケではないでしょうか?白いドレスに白いブーケ、やはり王道。
しかし近年は白いドレスでも、色のついたブーケを持つ花嫁様もとても増えています。
要は、自分の「好き」で選んでよい。
なぜなら、結婚式のたくさんのアイテムの中で、ブーケこそがもっとも、自分の「好き」を体現できるものだから。
考えてみると、その会場は毎週違うカップルさんが挙式をしている。有名なドレスは何人もの花嫁さんが着ている。
でもブーケ、特に生花のブーケだけは唯一無二です。基本寸分たがわず全く同じものは、作れないから。白薔薇の丸いブーケひとつでさえ、バラの形や葉の入れ具合で少し雰囲気が変わります。
自分のために花をオーダーする。そんな贅沢を是非楽しんで貰えればと思います。
たとえば、赤いドレスには赤いブーケ、青いドレスに青いブーケは、定番。
でもその定番がベストなら、
そのドレスカタログでモデルさんが持っているブーケこそが最善になってしまう。そうじゃなくて、その日その季節、その会場に立つ、あなた自身の花に、カスタマイズできる。
仮に「青いドレス」に似合うブーケであっても、
その「青いドレスを着た、自分という花嫁」に、
最適なブーケは、自分にしかわかりません。
それは花嫁さん自身の大切な1日に、選ぶ花、作る花です。
では何が最適か?
それこそが、「自分らしさ」だと思います。
かっこいいドレスを、少し柔らかくしたいから。
かっこいいドレスを、さらにエッジを際立たせたいから。
かっこいいドレスだけど、親族にも褒めてもらえるように王道な要素をとりいれたい。
少し、中和したり、
少し、加速させたり、
少し、自分が大切に思う方への配慮をしのばせたりできるのです。
それがオーダーメイドでブーケを作る、醍醐味です。
そしてまた、結婚式の中で唯一、花嫁が手にもつアイテムが、ブーケです。
だから漠然と「みんながこういうのを持ってるから」「このドレスにあいそうだから」ではなく、
「自分が、この花、このブーケが好きだから!」というブーケを手に持つだけで、その日、どんなにか心強いアイテムになり得ます。
ブーケを見るたび自然と笑顔になれた。緊張の中、花の香りに何度も深呼吸した。ブーケがまるで自分の武器のようだった、励まされた。
結婚式の朝、ブーケをみて結婚するんだって実感して、涙がこぼれた。そんな花嫁さんは少なくありません。
だから、ブーケ探しを通じて、ぜひ自分の「好き」を探してみてください。
*便利アプリ Pinterest
じゃあ自分の好きってどう探すの?
それは、ずばり、いろんなブーケを見てみる。
よくわからなくても、20枚くらいブーケ写真を見てみたら、
1なんとなく好きなブーケと、
2目に入らずスルーしてるブーケと、
3素敵だけど、ちょっと自分とは違うなーというブーケ、
が出てくると思います。
見たブーケ写真をとりあえずかたっぱしから保存したい!という場合に、
Pinterest(ピンタレスト)というアプリが便利です。
ネットで見かけた写真を、あちこちのSNSやサイトから、
どんどんピックアップしていくことができます。
ドレス、ウェルカムスペース、招待状などアイテムごとに集めたものを一覧にできるのが便利。
一会では、Pinterestに、過去の膨大なブーケ写真を
色別・花別などで、まとめています。こちらが一覧で
https://www.pinterest.jp/bouquet_ichie/_saved/
各ボードに直接飛べるリンク一覧は
こちらにまとめていますので、ご参考まで。
https://www.flower-ichie.com/blogs/wedding_bouquet/20240901
3ブーケの注文先;失敗しないための注意点
執筆中。。。長くなったのでこれでいったんあげます!
4予算の考え方 トータルで考える ブーケ保存