卒花嫁様レポ 芍薬とライラックのブーケ Q.E.D.CLUB様へ

まるで海外のウェディング雑誌のような写真。

先月、この日の芍薬とライラックのブーケ
お届けした花嫁様からいただきました。
いただいたメールをご紹介させていただきます。

(実はこちらより先にいただいている新郎新婦様のお写真は何組もあるのですが
今日は「旬の花」事情について、ちょうど時期的によく出る話で
お問い合わせも多いので、先にご紹介を。
順番が前後してしまいまして申し訳ありません)

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このたびは、すてきなブーケや
お花達を作成いただき本当にありがとうございました。

実は、挙式の2日前に式場装花を担当するお花屋さんから
ライラックの入荷に目処が立たず、
準備できないとの連絡が入り
急遽ライラックの代わりに別のお花を一部使って
装花を仕上げていただくことになったのです。
ブーケに芍薬とライラックを指定していた私は、
一会様からも同様の連絡が入ることを
覚悟しておりました。当日まで、
ライラックを使用したブーケを届けて下さるのだろうかと
ずっと不安に思っていたのですが、
ヘアメイク中に届いたブーケを見た際に
あぁ、一会様にお願いして本当に良かったと思いました。

華やかで、でもナチュラルで・・・
思い描いていたブーケが目の前にきたとき、
なんだか緊張が解けたようにホッとし、
そして今日はきっと笑顔でいられると思いました。
花冠やブートニアは、子供たちも大喜び!
振袖のヘッドパーツは友人からもとても好評で
うれしかったです。母たちも鮮やかな花束、
喜んでおり、早速自宅に飾っておりました。
お見せするのはお恥ずかしいのですが、私たちの式の写真を数枚お送りします。
雰囲気が伝わっていると良いのですが…。


思い出に残る素敵な1日になりました。
本当にありがとうございました。
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お届けしたころはちょうどライラックの時期ではありましたが
その一週間前まで市場で潤沢に出回っていた
ライラックの花が、その週にかぎって
ぱたりと少なくなってしまったのです。

シャクヤクとライラックというご指定だったので、
もともと発注をかけていたものに加え、予備でこちらで10本、
あちらで10本と買い足して
30本以上の中から使ったのは一番いいところの、ほんの数本。
メールをいただいて、そうだったんだとびっくりしつつ合点しました。
ブーケだけだったのでなんとかなりましたが
会場装花だったら一会でも難しかったでしょう。

旬の花、はいつもこういうリスクがあります。
特に春から夏にかけてのこの時期、
いろんな花が瞬間風速的に出回ってはあっというまに
次の花にバトンを渡して消え去ります。
次に会うのは、また来年。
だからこそ飽きなくて楽しいのですが、
モッコウバラジューンベリーも、スイートメモリーオダマキ
みんなみんなあっというまに駆け足で
わーっと咲き誇っては、次々に交代。

旬の花を指定された時は
いつもこういうリスクを頭にいれて、
なるべく第二候補までいただきます。
そして万全を尽くします。
あとは、自然とお天気次第です。

と自分に言い聞かせるものの
諦めきれなくてもっかい納品前に市場に行ったり、
いつもと違う市場にまで鉄砲百合を分けてもらったり
絶対の自然を前に、ただ粘るしかできません。

ああでも

この花嫁様の笑顔に、もう今日は、隅々まで充足。
なんて素敵なんでしょうか。

花嫁スキーの自分としては
ここのとこの修羅場で
花嫁様の笑顔成分がゼロにバロメーター振りきれてたので
たいへん満喫&堪能&充填いたしました。

さあ明日も頑張ろうっと。


では皆様今日もお疲れ様でした。

 

*この記事は旧ブログから移したものです。