卒花嫁様レポ 白の芍薬だけの、ブーケ

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白の芍薬だけのブーケ

というたった一言に、

万感。

お打ち合わせで、花嫁さまが
「このブーケかわいいな」と指さすのは、どれも造花の芍薬ブーケでした。

今時の造花はアーティフィシャルフラワーと言って、ぱっと見、写真では区別がつきません。私でさえよく見ないとわからない時も多い。

最近はまた写真加工もこれだけ発達しているので、むしろ着色して作られる造花の方が、茎の緑が残る生花よりも、写真映えが断然良いくらい。

造花だから、当然完璧なのです。

ふっくら丸く、蕾が揃っていて、大きさも均一で、大振りでシミもない、純白の芍薬。

でも生花だと、
芍薬ブーケってのは最も厄介な、難易度が高いブーケの1つです。

とにかくまずは咲き加減が難しい。

実はこのブーケがご決定になったのは、ご事情があって、すでに納品の結婚式の日まであと10日。

芍薬は本来、2週間前から仕入れて咲かせることも珍しくありません。

残り10日のカウントダウン、
ありとあらゆる手を尽くし、150本の芍薬を仕入れ、なむなむと呪文をかけマヤの秘術を施し、程よく咲く寸前のつぼみに仕立てた、

白の芍薬だけの、ブーケです。

万感。
これを万感と言わずして。

本日、ご主人様よりメッセージが届き、許可の上ご紹介させていただきます。

。。。。。。。

昨日は素敵なブーケを本当にありがとうございました!
おかげさまで最高の式になりました。
妻もこちらでお願いして本当によかったと言っております。また機会があればよろしくお願い致します!
。。。。。

ば、万感…!

美男美女のお二人、どんなに素敵だったろうと想像しています。
大切な日の花をお届けさせていただいて、光栄でした。

では皆様今日もお疲れ様でした。
ありがとうございました。

 

*この記事はInstagramから移したものです。
(2025年投稿)
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