フラワーレッスンで花を作るということ モノマネと作品
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明日から8月恒例行事となりつつある「生徒さんカレンダー」の撮影が始まります。その前に書こう書こうと思ってた記事ですが、こんな前日に書く。長いよ!長いからインスタ載せるの諦めてブログに書いてみるよ!
参加する生徒さんには、最初に、自分が作りたいイメージや希望をあらかじめ出してもらいます。大抵の方は、まずネットで探した一枚の写真をもってきて、「こんな感じにしたい」。という。
まずはここからがスタート。
「こんな感じってどんな感じ?」って岩橋にツッコまれるところから、すべてがはじまる。
有名なフラワーデザイナーさんの写真を見て、こういうのが素敵だなって思うのはすごくいいと思う。
まずはそこから。模写も確実に勉強になる。
でもカレンダー撮影の場合は、せっかくの機会なので、もっと時間をかけて「模写」をやります。
ただ色を真似ただけ、ただ形を真似ただけ
たとえばその見本のブーケは、
白と淡いピンクで作ってあって、丸い形をしてて、バラだけじゃなく小花が入ってる。
で、その通り作ろうとする。
作る。
できあがったブーケは、何か、どこか違う。
特に、花はナマモノだから、同じ季節で同じ花の同じ品種を指定したとて、
同じ作品は再現できない。 カタチだけ真似る、表面だけなぞると、むしろ、その跡が、くっきり目立つ。
作り手の技量不足を、浮き彫りにしてしまう。という気がします。
だから、大事なのは、まずその作品をいいなと思った時の自分の感情を、自分の言葉で言語化することだと思うのです。
その作品をなぜいいと思ったのか、自分が受け取った感じを、形容してみるのです。
ただカワイイ、ただステキじゃなくて、
「バラだけじゃなくて小花がちょっと入ってるところがかわいい。」
「バラだけだとぎゅうぎゅうした感じがするから、小花が入っててちょっと親しみやすい気がしたから」
「その小花も、一種類じゃなくて何種類か入ってるから、変化がある感じ」
「変化があるていうのもそうだし、小花の位置もぴょんぴょんしてて、動きを感じるから、それが春の息吹みたいに思うのかな?」
というふうに、かみくだいて、言語化していく。
最初は、一人では難しいので、そこはサポートします。
(岩橋の打ち合わせが時に「尋問」と呼ばれるゆえん。)
たとえば「パリっぽくて素敵だと思った」「歴史を感じる気がする」
というキーワードがあれば、どの要素をパリっぽいと思うのか?あなたはその写真のその花のあるいはその小物?背景?のどこに歴史を感じる気がしたのかを説明してもらいます。
そして次に、自分ができることを考える。
たとえば去年の7月、
バリのラグジュアリースイートのような雰囲気にしたいと、ご自分でバリの小物をお持ち込み。花は蘭だけで。
こちらは1月、蘭を使って改まった感じにしたい、と、ご自分でお皿や下に敷くための着物の帯をご用意されました。
7月と同じく、花は蘭だけです。
でも、空気感がぜんぜん違う。蛇足ながら、カレンダー撮影は一会のオフシーズンである夏しかできないので、どちらも8月の同時期です。
ただ、こんな作品を作りたいなと思って、誰かの花を見本に作るのはそれはそれで勉強になるけど、
ただモノマネだけじゃなく、自分の「作品」にしよう。というのがカレンダーレッスンです。
という記事が長すぎてインスタには書けないので、ためしにこっちに書いてみましたが、shopifyブログ、慣れてないのもあるけど、すごい書きにくい・・・
10回中6回くらい「壊れているかサポートされていない画像です (.jpg, .gif, .png, .webp)」とエラーが出て、(時間を置くとアップできるので固まってるだけのよう)
今は、アップロード画面が完全に固まってしまいました。
12ヶ月全部の写真を載せられなくてごめんなさい!
ではみなさま今日もおつかれさまでした。