季節の装花
3月8日
右 ミモザと水仙の明るい黄色が皆さまを出迎える階段装花。
自由が丘にある一軒家のフレンチレストラン、
ここがゲストが最初に目にするアプローチになります。
時期は2月末。
まだ空気の冷たい中、ぱっと輝くミモザイエローは
最初のおもてなしです。
実はこの時期は春の花がたくさん出回ります。
チューリップもスイートピーも実は2月が一番おすすめです。
中央 誰からも愛されるピンクは装花やブーケでも一年を通じて人気色ですが、
とりわけ甘い、淡い桜色は春ならでは。
バラもしっかりと長持ちしてくれます。
左 早春の庭先を再現したかのようなナチュラルな草花の装花。
春の装花
装花で季節感を出したい場合のポイントは大別してふたつ。
1花の種類
2花の色合い
1花の種類
旬の花は、きれいでかつ比較的安価。野菜や魚と同じで、
季節の花材を使うことでボリュームアップにつながります。
ただし気を付けたいのは、花の市場では
常に季節を先取りしていること、
ここはファッションと似ています。
春の花の代表格、チューリップやスイートピーは実は春先の2月がピーク。
4月には入荷が激減します。
人気の花スズランや芍薬は、旬は初夏。
夏や秋の入手はぐんと難しくなります。
2花の色合い その季節を思わせる色を選ぶ
春なら甘いピンクや黄色。
誰しもうなづく色合いは、やはり桜や菜の花からの発想でしょうか。
夏ならブルーやグリーン、
秋は紅葉やニュアンスカラー、
冬なら白、逆にクリスマスの赤。
誰もが持つそんな色のイメージを、
活用することも一案です。
ミモザイエローの階段装花 2月28日 ラビュットボワゼ
桜色のメイン装花 シェ松尾
春先の庭の装花
春の装花4月

4月の装花
結婚式は春だど可愛らしい雰囲気は苦手、という人におすすめの
春のニュアンスカラー。
セピアピンクや紅茶色のような、くすんだ色合わせでも
挿し色に春の緑をきかせたり、草花をアクセントに加えることで
ちょっとけだるいような、春の午餐の雰囲気を。